うるう日の贈り物
うるう年の今日、こんなメールが届いていた。
送ったこと自体忘れていたし、迷惑メールに届いていたので危うくゴミ箱行きだった4年前の私が39歳の私に宛てたメール。
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このメッセージは4年前の2016年2月29日(月)に金井智美さんから金井智美さんへ書かれたメッセージです。
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こんにちは。
35歳の智美です。
もうすぐ36歳です。
結婚して5年目ですが、まだ子供はいません。
泣いたり、怒ったり、悩んだりした時期もあったけど、今は落ち着いていて、できるだけ薬や注射に頼らずに、自分の力で、自然の力で子供が授かればいいなぁと思っています。
まだこの年齢だからそう思えるのかもしれないし、40歳目前の私からしたら
何、悠長なこと言ってるの!?って思うかもしれない。
この行為は、これから先に続く長い人生の中で、間違っているのかもしれない。
安易な考えなのかもしれない。
でも、人間だって自然の一部で、あまりにも進みすぎた進化には危うさも感じる。科学の力で、命の長さを変えたり、ないものをあるものにしたりっていうのは、どこかで歪を生むような気もするし、もしかしたら、その歪が今まさに出ているのかもしれないって思う。
もし、このまま我が家に子供が授からなければ、そういう自然の摂理なのかもしれないって、今は受け止めている。
もしかしたら、この先その考えは全然別の方向へ行っているかもしれないし、薬や医者の力を借りて、子供を生んでいる人のことは、少しだって否定する気持ちはない。それは本当。
もし40歳直前の私が、まだ子供を授からずにいて、35歳のこの決断を悔やんでいるとしたらこの答えは今の私の精一杯だったんだよって伝えたい。
今、良平と楽しい毎日を過ごしています。
子供がいても、いなくても、私と夫という二人の間は変わらないものでありたい。
たぶん39歳の私も今と変わらず、未熟で未完成だと思う。
でも、たぶんいつまでも未完成だ。それを忘れないようにね!
2016年2月29日
金井智美(35歳)
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PRESENT4229は4年に1度うるう日のみ利用出来るWEBサービスです。
4年後のうるう日にメールを送ることが出来ます。
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2020年2月29日、今日は不妊治療の病院へ行って(3/3に凍結杯を戻す予定/初)、夕方に夫と♡して、大好きな焼肉屋さんに行って、大きな仕事終了の打上げ。新型コロナウィルスが流行っていて世間は暗い感じでも、それでも我が家は幸せだねって。
今は最先端の不妊治療(西洋医学)と鍼灸や漢方の東洋医学の両方を取り入れながら妊活をしているけれど、4年前の私が懸命に選んだ道は間違えじゃなかったよって伝えたい。
それから、40歳を目前に相変わらずジタバタしながらやっていますよ。
(とんこ)
決壊
結婚するまではよく泣いていた。
ささいなことでもよく泣いた。
でも、ここ数年は泣かなくなった。
夫は(というか、男性は?)泣くと不機嫌になるし
どうしていいかわからなくなるらしい。
そもそも泣いちゃうと話し合いにならないし…
そんなわけでここ数年はほとんど泣いていない気がする。
気がするだけで泣いているのかもしれないけど、
それでも公には(?)泣いていないと思う。
そんな抑え込んでいたものが決壊した日。
そば屋のお汁粉食べながら、しくしく泣いた。
出口の見えない妊活が辛かった。
八つ当たりもいいとこだったけど
それでも泣かずにはいられなかった。
夫は黙っているし、どうしたらいいかわからなかった。
家に帰る車の中で、少しずつ話をした。
だまって回り道をしてくれた夫。
お互いに大切で、想いあっていても
すれ違ってしまう時がある。
泣いてしまった私を逃げずに、責めずに、静かに受け止めてくれてありがとう。
治療をするのは主に女性かもしれないけれど
男性には不妊治療に主体的に関われないからこその辛さがきっとある。
それでも目指す道は同じで、
結果はどうであれ、最後は2人で一緒に笑っていられれる関係でありたい。
(とんこ)
辛い…
もう年も年なので
不妊の原因となる可能性がある検査は全てしてしまおうと
1回6万円のエマ検査という検査を受けました。
(検体をスペインまで送るため高額)
ちょうど子宮内にできたポリープをする手術があったので
そちらと一緒に。麻酔が効いているので痛みはなし。
ポリープ剥離の手術後は、体外受精に向けて生理開始2日後から
低用量ピルを服用。人生初のピル体験です。
28日のピル服用後、数日で生理が来るとのことですが
待てど暮らせど生理は来ず…予定日頃に珍しく腹痛と37.5℃程度の発熱。
腹痛が3日ほど続き、これはあやしいぞと思い、病院へ電話。
担当の先生でなかったためか熱があるようなら内科へと…
ピルを飲み終わって10日が経っても生理が来ないので、さすがにおかしいと病院へ。
子宮内を診察すると、卵巣に血が固まっている(!)とのこと。
その場で細いチューブを入れて、血を出す処置をしましたが、これが痛い(泣)
よく不妊治療で「卵管造影検査が痛い」と言いますが、その痛みに似ています。
しかも、それよりも長い…痛みに強いと自負している私もちょっと辛かったです。
かなり稀なケースらしく、先生も首をかしげていました。ちょっと不安…
翌日から、新潟の栃尾又温泉に湯治に行く予定でしたが入浴は1週間控えるように、と(T T)
子宮の収縮を助ける薬を処方してもらい、その後、出血もあり、5日後の検査ではすっかり血液も出たそうで、ひとまずは安心。
話は戻って、エマ検査の結果がでました。
子宮内の乳酸菌が少なく、着床しづらい状況ということで治療開始。
まず子宮内の菌を殺す薬を服用、その後、子宮内に膣剤を入れ、乳酸菌を増やします。
しかし、この膣剤が普通のカプセル型で本当に入れずらい。高い薬なんだから、もう少し改善してもらいなぁと思いました。
話が長くなりましたが、今日はそのエマ検査の再検査の日。
再検査に出して、子宮内の乳酸菌の数が増えているか確認します。
それだけでまた6万円…
再検査用に子宮内膜を取るのですが、これがまた激痛!(どちらかというと鈍痛)
一度に取れなかったので3回もしました。さすがに涙が出てきました。
しかし、事前に子宮内膜の厚さを検査したはずなのに…
「内膜が少なくて検査に出しても結果が出ないかも」と先生から無情な言葉が。。
(結果が出なくても検査に出すと6万円かかります)
ということで、今回は検査に出さずに再度、子宮内膜を取ることに。
さすがに「麻酔使えますか?」と聞くと、意外とあっさり「次回は使いましょう」と(怒)
そのため、次週期>子宮内膜を削り再検査に出す。その結果次第で体外受精へ。
また治療が1周期伸びました…月に一度のチャンスまでもなかなか辿り着けません。
お腹の痛みと検査できない落胆とまた治療が伸びたのと不要な抗生物質を飲むことへの怒りやら何やらで、初めて病院の待合で涙が出ました。
車に行っても涙が止まらなかった。
そんなどうしようもない日。
寄り道しながら家に帰り、夫にそのことを話すと頭をなでなでしてくれた。
何もする気が起こらずふて寝していると、黙ってホットケーキを焼いてくれた。
「今日はとんちゃん痛い思いしたから」と、バターもはちみつもたっぷり。
今日がいい日になった。
(とんこ)
不妊治療・経過報告
不妊治療専門の病院(地元では妊娠率が高く最後の砦と呼ばれている)に
通い始めて半年。諸々の検査が終わり、
人工授精という次のステップに進む決心はついたものの
タイミングというのはなかなか合うものじゃ何ですね。。
月に一度のタイミングなのに、その日に限っていろいろ起こるし
無排卵だったり、ホルモンのバランス崩れて18日で生理来たりで
まだ人工授精の段階にも来ていません(泣)
治療を始める前は、3日に一度Hしたり、排卵日狙って3日続けてHしたりしてたけど治療を始めてから、何だかお互いそんな空気感もなく(原因はそれだけじゃないけど)なんだかなーって悲しい気持ちにもなったり…
そんな中、今月は予想よりも排卵が早く(8日目くらい)で、人工授精間に合わず…「とりあえず、今夜タイミングとってください」と、先生。
「あ、昨日タイミングとったんですけど」と、私。
GWをかなりゆっくり過ごし、リフレッシュしたのもあってか、2ヵ月ぶりのHだったんだけど、まさかこんなグッドタイミングだったとは♪
とはいえ、今周期はホルモンバランスが悪いとのことなので、あんまり期待はしてないけど、それでもやっぱり少しでも可能性があると思うと期待はしちゃうよね。
(とんこ)