妊活しながら土を耕す

自分たちらしい妊活のカタチ

選択

 

不妊治療をするにあたって考えること

 

・人工授精や体外受精をするか、しないか

 

「する」と決めた理由は、人それぞれだろうけど、

友人は、将来子供が出来ないことが決定的になった時、

「あの時、もっとできることはあったんじゃないか」

「なんで、体外受精しなかったんだろう」と、後悔したくない、と言った。

可能性があるのなら、できることは全てしておこう。

という人は多いんじゃないかな。

 

私たちが「しない」と決めた理由。

医療の力を借りて妊娠して、もし子供に障害が出てしまったら、、

「あの時、なんで体外受精をしてしまったんだろう」と後悔すると思ったから。

もし、自然妊娠なら受け入れることができるかもしれない。

でも、医療に頼っていたら、自分の身体ができていないのに、

無理やり子供を授かろうとした自分を恨むだろう。

夫もまた、その現実を受け入れられないだろう。

と、二人とも感じていたから。そこは、ちゃんと二人で話しました。

 

人工的に受精をして、元気に生まれている子はたくさんいるようです。

私の周りにも何人かいます。今では、珍しいことではないし、

その決断をする夫婦を否定するつもりもないし、すごい決意だとも思う。

 

ただ、体外受精などで生まれる子供のリスクはあまり公になっていない気がする。

病院でも、あまりリスクについては話してくれない。

生まれた時はよくても、成長して、その後はどうなんだろう。。

わからないことが多い。

病院で不妊治療をするには、ホルモン剤の投与もあるし、薬も飲む。

うちは、できるだけ医者に行きたくない方なので、

生まれる前から、しかも本人の意思とは無関係に、

薬漬けにしてしまうのは、親のエゴのような気もした。

 

とはいえ、さっきも書いたけど、そういう人たちを非難する気なんて全くない。

私は臆病だから、悪い方ばかり考えてしまう。

未来を見据えて、一歩を踏み出した人たちを否定なんてするわけがない。

 

私は今、37歳。この歳だから、そう言えるのかもしれない。

もう少ししたら、体外受精に踏み切っているかもしれない。

まだ、心のどこかで私は大丈夫と思っているのかもしれない。

どの決断も、今の自分たちが決めた精一杯。どれも間違ってない。

 

(とんこ)