妊活しながら土を耕す

自分たちらしい妊活のカタチ

無意識の中の悲しい言葉

 

仲のよい友人が二人目不妊になり、いろいろ話すようになった。

もちろん、お互い辛いこともあるんだけど、

それも笑って話せたし、笑い飛ばせた。

お互い、頑張ってもなかなかできないことはわかってたと思ったんだけどな~

 

彼女が二人目を妊娠した時、私も嬉しかった。

でも、彼女が言った言葉は結構きつかった。

「結局、3日に一回やってればできるよ。頑張んなよー」

 

あぁ、結局そうなんだなって思った。

子供ができたら、つらかったことは忘れちゃうんだな、って。

でも、それでいいと思う。

これからは、その子を育てるという大きな使命があるんだもの。

前を向く必要があるし、ネガティブなことは忘れた方がいい。

 

でも、でも、

みんながそうだったら、不妊の問題はいつまで経っても変わらない。

不妊を経て、その時感じた思いだったり、理不尽だったこととか、

しんどかったこととか、そういうのは誰が伝えるんだろう。

子供を授からなかった人がやればいいの?

でも、子供を授かった人が発する力は強い説得力になる。

 

いやいや、もっと小さなこと。

不妊に苦しむ人の心をわかるのは、経験をしたことのある人だけ。

同じように苦しむ必要はないと思うけれど、せめて、

傷つけるような言葉は発したくないと思う。

 

ほんのささないな言葉で救われ、傷つく。

 

自分が、まさか子供を産めないと思っていなかったように、

こればっかりは、経験した人、その家族にしかわからない痛み。

 

それは、不妊だけに限らないけれど。

でも、私だって子供が生まれたらコロッと変わってしまうかもしれない。

そう思ったから、今の気持ちを忘れたくないと思ってはじめたこのブログ。

 

やはり、この時間にも、何か意味があると信じたい。

 

(とんこ)